ドミナートゥス

ドミナートゥスラテン語: Dominatus)とは、帝政ローマ後期における政治形態の呼称である。「ドミヌス(dominus、主)による支配」を意味し、日本語では専制君主制(せんせいくんしゅせい)と訳される。ドミヌスとは臣民から皇帝への呼称であるが、使用自体は五賢帝のころにはすでに確認できる。

ドミナートゥスの誕生

古代ローマは、初代皇帝アウグストゥス(実質的にはガイウス・ユリウス・カエサル)から帝政に移行したとされる。しかしながらカエサルが暗殺された経緯から、アウグストゥスは君主制に対するローマ市民のアレルギーを熟知していた。そこでアウグストゥスは、実質としては君主でありながら、建前としては共和制を遵守する姿勢を貫き、これは後のローマ皇帝にも継承された。これを「元首政(プリンキパトゥス)」と呼ぶ。

しかしながら3世紀の危機と呼ばれる混乱期において、わずか1〜2年で皇帝が交代するという異常事態(軍人皇帝時代)となり、ローマ皇帝の権威は失墜した。

軍人皇帝時代の混乱の収拾を図るべく、皇帝ディオクレティアヌスは改革を行い、これ以降はローマ皇帝は建前としても実質としても、君主になったとされる。この体制を後世になって専制君主制ドミナートゥス)と呼ぶ。

他の言語で
العربية: عهد السيادة
azərbaycanca: Dominat
беларуская: Дамінат
български: Доминат
bosanski: Dominat
català: Dominat
čeština: Dominát
dansk: Dominatet
Deutsch: Dominat
English: Dominate
español: Dominado
eesti: Dominaat
euskara: Dominatua
français: Dominat
magyar: Dominatus
Հայերեն: Դոմինատ
Bahasa Indonesia: Dominatus
italiano: Dominato
ქართული: დომინატი
한국어: 전제정
lietuvių: Dominatas
македонски: Доминат
Nederlands: Dominaat
norsk: Dominatet
polski: Dominat
português: Dominato
română: Dominat
русский: Доминат
Scots: Dominate
srpskohrvatski / српскохрватски: Dominat
slovenčina: Dominát
slovenščina: Dominat
српски / srpski: Доминат
svenska: Dominatet
Tagalog: Dominado
Türkçe: Dominatus
українська: Домінат